青森県おいらせ町の町民プールで18日、水質を保つための薬剤投入を誤ったため、「塩素ガス」が発生して利用できなくなりました。町は、22日頃の再開を目指しています。

おいらせ町山崎にある町民プールで18日、作業員が機械室で水を透明にするための「凝集剤」が入っているタンクに、消毒用の「塩素剤」を誤って投入し、人体に有害な「塩素ガス」が発生しました。

当時、プールには利用者が1人いましたが、作業員も含め無事でした。

機械室には、容量が同じ「凝集剤」と「塩素剤」のタンクが並んで置かれていました。

おいらせ町 社会教育・体育課 川口邦彦 課長補佐
「誤混入がされたこともあり、より分かりやすく、混入をしないような表示や色をタンクに付けて対策を取っていきたい」

プールを利用予定だった人は
Q.暑いとプールに入りたい?

「気持ちいいだろうなと思って来てみました。また来ます」
Q.ちょっと残念?
「ちょっとどころではない、しっかりチェックしてほしい」

同じような事故は県外でも複数起きています。こうしたことから、東京消防庁は誤って発生したガスを吸い込み、搬送された例を紹介し、許容濃度が超えた場合は死に至る可能性もあると説明しています。

町は、プールの点検や再発防止対策を行い、22日頃までの利用再開を目指すことにしています。