福岡県北九州市は、放課後児童クラブの元事務局長が、不正な経理処理をして運営費1000万円余りを着服していたと発表しました。
運営費を着服していたのは、北九州市若松区の放課後児童クラブで事務局長を務めていた60代の男性です。
市によりますと、今年1月、市が定例監査に入ろうとした際、男性から「クラブに空き巣が入り書類などが盗まれたため監査対応ができない」と報告がありました。
その後、クラブと市が男性に聞き取りをした結果、運営費の着服を認めたということです。
男性は二重帳簿を作成し5年間であわせておよそ1030万円を着服していて、聞き取りに対し「飲食や衣服の購入に充てた」と話しているということです。
北九州市は、「会計事務の適正な実施を徹底したい」と話しています。