「日本で韓国の新聞や本、読めなかった」時代
「若い人のことを考える時、実は私は将来的な韓日関係、そんなに心配していないんです」と話した。
自身の経験を交え、こう説明してくれた。

東西大学・総長 張済国さん
「若者たちは全然違うのでね、韓国の学生は今、日本に対して全くコンプレックスがない。生まれた時にすでに先進国で、日本と対等な関係でした。我々世代は違うんですよ。日本は先進国、韓国は後進国だったから日本に対してコンプレックスがありました。例えば私が日本に留学した1990年代は、日本の地下鉄で韓国の本や新聞が読めなかった。まわりが気になって、『彼らが、私が韓国人だと知ったらどうするか』と思ってね。そういうことがありました。今は全然違うんですよ。日本でも、韓国語ができる若者たちってけっこうたくさんいるんですよね。だから将来的には韓日関係、問題ないでしょう。問題は、今のこの危機をどう乗り越えるのかが課題だと思います。我々はそういう時代に住んでいますから、この時代をどう良くするかが、我々世代の役割だと考えています。隣の国だしね、仲良くしたいですよ」