どんな人が発症しやすい?

では、どんな人が発症しやすいのでしょうか。

(愛知医科大学 佐藤 純 医師)
「私の外来では、今、女性が75~76%ですので、女性の方が圧倒的に多いです。年齢は実はあまり差がなくて、小さいお子さんからお年を召した方までまんべんなく、偏頭痛などの症状やめまいや耳鳴りなどの症状が現れるということがある」

「天気痛」を自覚し始めた年齢を表したグラフです。中には、子どものころから症状を感じていた人もいます。

こうした声は県民からも。

(県民)
「中学生ぐらいから結構しんどいなと思うことが多かったです」
「小学校4年生のときです」

佐藤医師は、子どもの場合、普段と違う行動が天気痛の可能性があると保護者に注意を呼びかけます。

(愛知医科大学 佐藤 純 医師)
「(子どもは)痛みを訴えるというよりは、どちらかと言うと朝起きてこないとか、朝食欲がないとか、午前中ぐったりしている(ことがある)。受診されて早めに対策をうっておいた方がいい」

晴れたり、雨が降ったり、さまざまな天気に左右される今の時期。
天気によって体の不調を感じる人は、どんな天気のときにどんな症状がでるのか記録し、一度、病院を受診してみるといいかもしれません。