青信号の横断歩道を渡り切れなくなったら注意
“長寿の極意”、その1つは「運動」ということです。京丹後市はウォーキングをすすめていて、中でも、ポールを使用しながら歩く「ノルディックウォーキング」を推進しています。また、市内には廃校のグラウンドやプールなどを含め、市民が使える社会体育施設が42か所あります。ほかにも、卓球・ゲートボール・水泳など、サークルのような活動を市民らが楽しんでやっているということです。さらに、多くの市民が田畑を持っていて、農作業が自然と体を動かすことにつながっているようです。
京都府立医科大学の内藤裕二教授によりますと、長寿にも大切な2つの“体力”があるといい、それが「歩行速度」と「握力」です。下半身の筋力と上半身の筋力の状態を調べるのに測りやすく、力の低下が象徴的に出るのがこの2つだということです。要注意の一つの基準としては、以下の通りです。
◆歩行速度:青信号の横断歩道を渡り切れなくなる
◆握力:男性28kg未満/女性18kg未満 ペットボトルのキャップを開けにくくなる
こういった筋力が下がると、寝たきりになるリスクが上がるということです。では、生活の中でどんな運動をやった方がいいのか。例えば、「ウォーキング」のほか、手の「グーパー体操」、そして「ラジオ体操」があげられ、こうした運動を続けることが大事のようです。