■「黒潮大蛇行」が終息する兆しで復活の可能性
堀内大輝キャスター:
専門家に聞きました。不漁の原因の1つに挙げられているのが「黒潮大蛇行」です。
そもそも黒潮は、東シナ海を日本の南岸に沿って北上する海流で、2017年以降、大きく蛇行していて、稚イカが南に流されてしまい、日本沿岸で育ちにくいなどの問題がありました。
しかし気象庁は5月、7年9か月続いた「黒潮大蛇行」が終息する兆しがあると発表しました。北海道大学大学院の中屋光裕准教授によりますと、黒潮大蛇行が終息することで、流れ的に進みやすくなる。
上手く生き残った稚イカが育っていたら秋くらいから漁獲が増えてくる可能性があるということです。
堀キャスター:
ぜひその通りになってほしいですね。海の資源が減っているという話題はよくありますが、一つは養殖技術向上で何とかしてほしいと思う一方で、環境を私たちがどう守っていくかということも、同時に重要になります。