「すしのゴールデンルート」構築へ

12日の会談では今後の具体的な取り組みについて、新田知事から提案が――

富山県 新田八朗知事
「北九州市、富山県、これからもお世話になるだろうJR西日本さんも巻き込んでしまって、3者で連携していくというのはいかがでしょうか」

北九州市 武内和久市長
「それはすごくいいですね。富山県、北九州市、地理的に離れてますけど、思いをもった両都市がしっかり繋がっていく。『すしのゴールデンルート』を作りましょう。寿司で官民、各地域が一体になっていくような、枠組みを作っていければと思いますがいかがですか」

新田知事「ゴールデンルート、乗ります」

JR西日本とタッグを組み、「すしのゴールデンルート」をつくる案が飛び出しました。その先駆けとして、ことし8月に、富山県と北九州市の中間地点、JR大阪駅周辺で、「すし会談」第2弾となるイベントを開催することに。

富山県 新田八朗知事
「ともに、すし文化を盛り上げ、日本中、世界中に発信していこうという志を同じくする自治体、民間企業とは、大いにともに切磋琢磨しながら、手を携えてやっていきたいと考えています」

互いの自治体をライバルではなく、“同志”と捉えているという知事と市長。「すしでタッグ」で話題を集めることで、それぞれの自治体の関係人口の拡大や観光振興につなげていきたいとしています。

北九州市 武内和久市長
「すしを切り口にして、フックにして、街全体の魅力を知っていただく。しっかり稼いで、しっかり学んで、しっかり地域を大切にして引き継いでいく。これがすしを押し出していく1つの目標です」

すしでつながる新たな地域戦略に、今後も目が離せません。