青森県つがる市で寒天質状の膜につつまれ、独特な食感が楽しめる“初夏の味覚”「ジュンサイ」の摘み取り作業が行われています。
「ジュンサイ」の摘み取りが行われているのは、つがる市木造の平滝地区の水田です。
平滝地区では、1980年代に8軒の農家がコメの転作作物として「ジュンサイ」を栽培していましたが、今では2軒だけとなりました。
2025年の収穫は例年並みの5月下旬から始まり、田んぼにはられた水の上を竹竿一本で小舟を操り、水の中で育つ若芽を丁寧に摘み取っていました。
「ジュンサイ」は、天気に恵まれ水温が高いと寒天質状の幕が多くできますが、日差しが強いと若芽が黒くなることから、絶妙な時期を見計らっての作業となります。
ジュンサイ農家 安田キヨさん
「天気があまり良いと、身が(黒くなる)。今年は雨が降ったりして(良い)。天気が毎日続くとジュンサイも熱くて(良くない)」
独特なヌメリとツルツルしたのど越しで、初夏の味覚として楽しまれる「ジュンサイ」。
つがる市での摘み取り作業は、6月下旬までの予定です。