“電線を持ち上げる” 当時を知る貴重な映像
(学芸員 森拓也さん)「ここに出てくるやつは、ほとんど戦災で焼失している。当時のことを知る本当に貴重な資料。写真は残っているけれども、こういう動きやこんな大きさなんだっていうのは、映像でないと知れないからとても貴重」

昔の映像には、今とは違う当時の暮らしぶりがうかがえます。
(学芸員 森拓也さん)「左側を見ると(棒で)電線を持ち上げている。持ち上げるための棒。いま(道を)横切っている電線は、少ないけど昔は普通にあった。それを全部上げていた」


電線が今より低い場所にあった時代。大入道が道を通る際にこうして持ち上げていました。自らも長く鳥羽水族館で記録撮影をしていた森さんは、この映像を提供した人が「師匠」だといいます。