今でこそ誰もが映像を撮影・編集してネットで公開するようになりましたが、半世紀以上映像で「今」を伝え続ける人がいます。御年91歳。その取り組みに密着しました。

四日市市の歴史資料を展示する、四日市市立博物館。

その地下1階に、「ある部屋」が。

(四日市市立博物館 学芸員 森拓也さん(71))「ここが私の部屋。というか私以外誰も使わない汚い部屋ですけど」

古いビデオカメラに映写機、そしてビデオテープが所狭しと並んでいます。

(学芸員 森拓也さん)「一般の方からもらったビデオテープ。赤い印がついているのが、DVD化が終わっているもの。古い映像っていうのはとても貴重なものなので」

学芸員の森拓也さんは、市民が撮影したビデオテープや8ミリフィルムなどの映像素材を、デジタルアーカイブにして上映する仕事をしています。中には戦前の映像も。