2024年3月に閉館した青森市の「棟方志功記念館」についてです。青森商工会議所の部会は、記念館の活用に向けて、市へ早急な取り組みを促す方針です。
青森商工会議所の情報・教育文化部会は、現在、閉館している「棟方志功記念館」の活用方法を探るために11日、現地を視察しました。
志功の出身地・青森市でその名前を冠した記念館は、1975年に開館してから約195万人が訪れましたが、施設の老朽化などで2024年3月に閉館。
市は、文化・芸術の体験学習施設などとして活用することを検討しています。
これに対して部会では市へ早急な取り組みを促す方針で、11日、施設では空調設備を更新する必要があることなどを確認しました。
青森商工会議所 ワーキンググループ 成田耕造 座長
「志功の名前を残した建物にしていただきたい。この1点はぜひ守っていきたい。地域一体の庭も含めた利活用をお願いしたい。お金の問題がある。それをどうやって工夫して乗りきれるかが焦点になるのでは」
部会は、6月3日と4日には富山県南砺市にある志功ゆかりの地を視察し、文化芸術のまちづくりに志功をどのようにいかしているのかを学んでいました。
部会は、これまでの視察を踏まえて提案書を作成し、市へ提出する方針です。