屋久島町の口永良部島では、地震活動が活発化していて、噴火警戒レベルが2「火口周辺規制」から3の「入山規制」に引き上げられる可能性があります。
気象台によりますと口永良部島では、2020年8月29日の噴火以降、噴火の発生はありませんが、古岳付近では2023年6月以降、山体が膨張した状態が続いています。
口永良部島の噴火警戒レベルは、10日間の火山性地震の回数が100回以上で、さらに10日間に1日10回以上の日が8日あると、レベル3の「入山規制」に引き上げられます。
古岳付近では、地震が11日午前10時までの10日間に、131回発生しています。1日10回以上の日はすでに7日あり、11日午前11時までに7回の火山性地震が発生しています。
11日中にさらに3回の地震があると、レベル2の「火口周辺規制」からレベル3の「入山規制」に引き上げられるということです。
気象台は、引き続き新岳火口・古岳火口からおよそ1キロの範囲では大きな噴石や火砕流に、西側では新岳火口からおよそ2キロの範囲で火砕流に警戒するよう呼びかけています。