活発な梅雨前線の影響で、各地で雨が続いています。九州では今年最大の雨になっていて、災害の危険度が高まっています。
記者
「午前5時半すぎの福岡市天神です。先ほどから地面をたたきつけるように大粒の雨が降り始めました」
おととい、“梅雨入り”の発表があったばかりの九州北部で記録的な大雨に。
明け方から強い雨が打ち付けたのは、福岡県久留米市。6時間降水量は140ミリを超え、6月の記録を更新しました。
大牟田市では、午前7時ごろまでの1時間で41.5ミリの激しい雨に。
「線状降水帯が通っているのかなというぐらいの(雨の)ひどさですから」
活発な梅雨前線の影響で、長崎・佐賀・大分などでも記録的な大雨となっています。
午前7時すぎの佐賀市内。6時間降水量は120ミリを超え、6月の記録を更新しています。
きのう、大雨に見舞われた鹿児島県。指宿市ではきょうまでの24時間降水量が300ミリを超えています。
道路の冠水で車が動かなくなったのか、ボートで救出される人の姿も。そして…。
近隣住民
「急に午後7時ぐらいが一番強かった」
きのう午後7時すぎ、大隅地方に「線状降水帯」が発生しました。雨の様子を見ると、午後7時ごろにかけて雨が強い真っ赤なエリアが同じ場所にかかり続けています。
「うわ、これヤバイわ」
1時間に70ミリの大雨となった肝付町では…。
記者
「肝付町の道路では、一帯が川のように冠水し、奥では車が動けなくなっています」
立ち往生した2台の車から3人が救助される事態に。指宿市では、がけ崩れにより市道4か所が通行止めになっています。
梅雨前線の影響で、あすは東日本から西日本で警報級の大雨のおそれがあり、九州北部は特に、土砂災害に警戒が必要です。
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