薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、きょう8日夕方からあさって10日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要です。

梅雨前線が九州付近を北上し前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、九州南部では大気の状態が不安定となっています。

8日午前8時半までに三島村の硫黄島で39ミリ、鹿児島市で33ミリの激しい雨を観測しました。

薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では10日にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降るところがある見込みです。さらに、前線の活動が予想より活発になった場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

8日に予想される1時間雨量は多い所で、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方で30ミリ、9日午前6時までに予想される24時間雨量は多い所で、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方で120ミリです。

さらに、9日朝から予想される24時間雨量は多い所で、薩摩、大隅地方で150ミリ、種子島・屋久島地方で80ミリで、その後も降水量はさらに増える見込みです。

気象台は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風、桜島では、土石流に注意するよう呼び掛けています。