■「走行距離課税」案浮上の背景 エコカー増で税収減

国山ハセンキャスター:
走った分だけという走行距離課税はあくまで将来に必要な議論だとして提案されたものなんですけども、そもそも自動車関連の税収どれだけ減っているのかグラフで示しています。



15年前と比べてみますと全体で約1.7兆円減っています。その理由について、自動車評論家の国沢光宏さんが理由を3つあげてくださっています。

まず一つは、エコカーの購入や維持などへの減税。そして、ハイブリッド車など燃費のいい車が増えたことでガソリンなどの使用量が減ったという点。

もう一つは、単純に車の所有者が減ったというこの3つがあげられます。

財政当局としては、道路整備のための財源確保というのが目的になりますが、自動車評論家・国沢さんは「エコカーの課税は時代に逆行しているのではないか」ということをおっしゃっていました。

小川彩佳キャスター:
車に乗りたいという意欲もそがれてしまいますよね。ハセンさん、車乗られますけど、どう思いますか?

国山キャスター:
実際に走った分だけと言われたらちょっと手放そうかなと一瞬よぎりましたね。

小川キャスター:
特に、地方にお住まいの方はもう生活必需品と言っても過言ではない。必要なものですから反発の声は当然だと思いますし、これはアイディア段階のものだということですけれども今あがっている様々な反発の声・疑問の声を踏まえた議論をお願いしたいです。