「1日でも早くお客さまに」 玄米の需要増加とともに“おうち精米”も人気

最近は備蓄米が放出され、店頭での取り扱いも徐々に拡大していますが、まだまだ店舗に行きわたっていないのが現状です。

埼玉・東京に7店舗かまえる「スーパーマルヤス」は備蓄米の随意契約の申請中です。まだ結果待ちの状態ですが、精米したコメ以外にも玄米2キロ超600円台後半程度を想定して、販売を検討しているということです。

なぜ玄米のまま販売するのかというと、担当者によれば備蓄米は玄米で届くので、精米せずに「とにかく早くお客様に届けたい」という思いがあるそうです。

そして、玄米を精米するための精米機の売上も好調となっています。

エムケー精工によると、小型の精米機「RICELON」は直販価格2万1100円ですが、売上は前年同月比10倍に急増しているそうです。

2リットルのペットボトルサイズで、2合の精米が3分前後で完了するので、ご飯を炊く直前でもできます。3分づき、5分づきなどの調整も可能です。

そもそも、コメは精米後どんどん酸化して風味が落ちてしまうので、都度精米するとより新鮮に、より美味しく食べられるということです。また、古い白米の酸化した表面を削り、鮮度を取り戻すようなリフレッシュ機能も付いていて、非常に便利です。

日比麻音子キャスター:
改めてコメは日本の大事な文化なんだということを痛感します。いつもあると思ってはいけないと考え直すきっかけにもなりますね。