具体的なリニューアル内容とは

今回発表されたリブランドでは、ファミリー層をターゲットにした施設の改修や新設が中心となっています。
「フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワー」の3階部分に「キッズパークエリア」を新設するほか、プールには子どもたちが楽しめるアトラクションを設置する予定です。
また、様々な宿泊人数に対応できるよう、一部の客室でベッドを増やすなどの改修も行います。
温泉施設「松泉宮」については、新たに1棟を増設し、再来年のオープンを目指しています。

発表会見で山本社長は「シーガイアというのは何だろうというのをゼロから考え直して、改装計画とか今後の運営方針を決めていきました」と述べ、今回のリブランドへの思いを語りました。
リブランドの鍵は「変更ではなく拡大」
山本社長が会見で強調したのは「変更ではなく拡大」という点です。
これは既存の顧客層を大切にしながらも、これまで獲得できていなかった新たな客層、特にファミリー層を取り込むという戦略を示しています。
「シーガイア自体をこれからより強いブランドにしてこれからの発展につなげていきたい」と語る山本社長の言葉からは、宮崎の観光拠点としてのシーガイアの可能性をさらに広げていこうという意気込みが感じられます。

グループ間の連携も強化
リブランド発表を記念して、シーガイアのリビングガーデンではセレモニーが開かれました。
同じフォートレスのグループ企業となった福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」から、人気のフラガールによるポリネシアンショーも披露されました。
7日も午後2時からのショーでフラダンス体験コーナーも設けられ、夜7時からは打ち上げ花火とのコラボレーションも予定されています。
宿泊していない方も無料で観覧できるということです。
進化し続けるシーガイアの未来
上田さんは今後のシーガイアについて「やはりシーガイアというお名前を前面に出して、さらにこれからも皆さんにお楽しみいただけるような宮崎を代表するリゾートとして、さらにたくさんのお楽しみ方を提供して、進化を続けていきたい」と語りました。
経営破綻やオーシャンドームの閉鎖など様々な困難を乗り越えてきたシーガイア。
今回のリブランドによって、新たな客層の取り込みと地域の観光拠点としての存在感をさらに高めていくことが期待されます。
※MRTテレビ「Check!」6月6日(金)放送分を再構成