高知県は、経済対策を含む「18億5590万円あまり」の補正予算案を、来週13日に開会する高知県議会6月定例会に提出します。

高知県が、県議会6月定例会に提出する補正予算案は、一般会計の総額で、「18億5590万円あまり」となっています。

経済対策として、物価高騰やアメリカの関税措置の影響を受けている県内の事業者に対し、金融機関と協調して資金繰りを支援する費用に、およそ1億2115万円を充てています。

このほか、コロナ禍で増えた「とさでん交通」の債務およそ12億円の解消を目指し、返済を支援する費用に、およそ8億円(沿線自治体・約4億円)が計上されています。

また、教育の充実として、高校の授業料無償化に向けて、家庭での収入の条件を撤廃して授業料相当額を支援する費用など、およそ3億5000万円が計上されています。

◆高知県 濵田省司 知事
「当初予算が通り執行が始まったばかりですけれど、年度内に緊急に追加して執行する必要がある予算、これを絞り込んで、今回補正でお願いしたのが全体の考え方です」

県議会6月定例会は6月13日に開会します。