3歳までの子どもが保護者の就労の有無に関わらず保育所を利用できる制度が6月から大分市で始まりました。新しい子育て支援策について取材しました。
大分市の5か所の保育所などで6月から始まった「こども誰でも通園制度」。生後6か月から3歳未満の乳幼児を対象に保護者の就労状況に関わらず月10時間を上限に受け入れています。

(保護者)「初めて子どもと離れるのでちょっと緊張しますけど、お友達と遊ぶ機会があまりないのでたくさん触れ合ってほしい」「おうちで一人で遊ぶよりもたくさんの経験をしてもらいたいと思ったので利用」「今回初めてなのできょうどうなるかなっていう不安もありますけど、案外結構すんなり慣れて楽しんでくれるかも」
下郡保育所では6日、1歳と2歳の幼児あわせて3人が初めて体験しました。慣れない環境に少し泣いてしまう子どももいましたが、外遊びや保育士とのふれあいを通じてご機嫌になっていました。
この「誰でも通園制度」は家庭だけでは得られない様々な経験を通して子どもの成長を促すのが狙いで、大分市では6日現在、69人の乳幼児が登録しています。

(下郡保育所・松本美保さん)「今までとは違った環境の中でいろんな遊びの経験をしたり、楽しい思いを小さくても感じてくれるので、こども誰でも通園が子育てが楽しいと思えるようなものになっていけると私たちもうれしい」
こども誰でも通園制度は2026年度からすべての自治体で導入される計画です。大分市はニーズを把握し受け入れ施設や人数を拡充させる方針です。