これから備蓄米が流通し、各地の店舗で販売される見通しです。古古米などを少しでもおいしく食べるためのコツを専門家に聞きました。

教えてくれたのは短大の元教授で食育の第一人者、立松洋子さんです。古いコメをおいしく食べるコツは「研ぎ方」と「水」にあると強調します。

(立松食育研究所・立松洋子さん)「お米をといでいきますが、古いお米ほどこのステンレスのざるが良いかと思います。ジャリジャリジャリ・シャカシャカシャカと混ぜていただくと、網とお米が摩擦して精米したような研ぎ方になります」

まずは研ぎ方。さっと汚れをとってザルでしっかり研ぐことでぬかなどを取り除きます。

次に水。古いコメは水分量が少ないので30分から1時間ほど水に浸します。

(立松食育研究所・立松洋子さん)「古いお米ほど乾燥してますから、しっかり吸水をさせて炊いたほうがよいと思います」

炊く際のポイントは、炊飯器の目盛りより1合につき大さじ1杯の水分を加えること。酒を入れるとくさみがとれ、ツヤが出ます。水分を足すことでよりふっくらと炊きあがります。

また、古いコメほど、ぬか臭が出るのでずっと保温状態にせず容器に移し替え食べるときにレンジで温め直すのもおすすめとのことです。