台風発生ずれ込み…南の海は対流活動が活発

日本気象協会 tenki.jpによりますと、今年は台風の発生が遅れており、9年ぶりに台風1号の発生が6月以降にずれ込んでいます。ただ、南の海上では対流活動が活発となっていて、発達した雲のかたまりがあります。まだ熱帯低気圧や台風になるかはっきりしませんが、梅雨前線の活動を活発化させる恐れもあり、今後の動向に注意が必要です。

今年は6月6日午前10時時点でもまだ台風1号は発生せず、2016年以来9年ぶりに台風1号の発生が6月以降にずれ込んでいます。過去には台風1号の発生が7月となったこともありますが、今年は6月6日時点で発生しておらず、すでに7番目に遅い記録となっています。

来週は本州付近に梅雨前線が停滞する予想で、まだ梅雨入りとなっていない九州北部から東北も続々と梅雨入りとなる見通しです。熱帯低気圧や台風が発生すると、たとえ日本列島に接近しなくても、熱帯由来の暖かく湿った空気を運び、前線の活動が活発化するおそれがあります。