今後の埋め立ては7年前の被災現場に・・・

岡本 幸リポート)
「7年前、2号線に土砂が流れ出し、その復旧工事をしたのがこちらの現場です。そのすぐ山側に今、産廃処分場が広がり、ゴミがまもなく埋め立てられることになります」

本郷最終処分場では、ゴミの搬入を中止している間も、新たなエリアで建設が進められてきました。認可された処分場の埋め立て容量は、およそ104万立方メートル。公表されているデータから推計すると、これまでに埋め立てられた容量の9倍ほどが、今後、入ります。その大半は竹原側への埋め立てで、排水は、賀茂川水系に流れることになります。

県は4月下旬、「汚染源は確認できなかった。雨によって流出された可能性がある」という事業者の考察は妥当で、改善措置は適正だと確認したとして、ゴミの搬入と埋め立て再開を認め、処分場には5月から再びゴミが埋め立てられています。

地元の10の自治会と住民団体が陳情し、三原・竹原の両市長らは、「原因不明のままの再開では住民の不安が増大する」として、県に対して原因究明と説明会の開催を求めていました。

5月29日に実施された県の住民説明会は、6つの自治会の住民だけを対象に非公開で開催されました。