日本からできること 情報を知り、支援を続ける
ガザの人道危機への日本政府の支援について、鈴木特任准教授は「あまり国際的に目立っていない」と評価します。「特に3月以降、じわじわと物資が止められて人々が飢え、餓死も起きかねない状況に対し、日本政府から十分な声明が出ているのかといえば心もとない」と指摘しています。
また、日本での報道の量についても「事態が深刻さを増す中で、むしろ反比例的に少なくなってしまっているような印象」と懸念を示します。
一方で、手島さんが所属する「パレスチナ子どものキャンペーン」は戦闘が続く中でも人道支援を続けています。手島さんは「活動は毎日やっています。特に給水と炊き出し、命をつなぐ支援をやっています」と力を込めます。手島さんは「YouTubeチャンネルがありますので、毎週更新しています。現地から届いたビデオも同時に配信しています」と、情報発信の取り組みも紹介しました。
ガザでの悲劇は政治的思惑によって長引き、人々の命が脅かされ続けています。私たちにできることは、この現実を知り続け、可能な支援を行うことなのかもしれません。