韓国では、きょう大統領選挙の投票が行われています。国民の関心は高く、投票率は前回の選挙を上回るペースで進んでいます。ソウルから中継です。
ソウル中心部にあります投票所です。投票は午前6時から始まり、朝早くから有権者が次々と訪れ、1票を投じています。
去年12月の非常戒厳宣言で尹錫悦前大統領が罷免されたことを受けて行われる今回の大統領選挙。
選挙戦は、革新系・最大野党「共に民主党」の李在明候補と、保守系・与党「国民の力」の金文洙候補の2人を軸に展開されています。
これまでの世論調査の支持率では、李在明候補が一貫してリードし、金文洙候補が追いかける展開が続いています。
今回の選挙のきっかけとなった去年12月の非常戒厳宣言は、当時、与野党の支持者たちがデモや集会を繰り返すなど社会に大きな分断と混乱を引き起こしました。
世論の反発もいまだに根強く残っていて、きょう午後4時時点の投票率は71.5%に上り、前回の大統領選を上回るペースとなるなど、国民の関心が高まっていることがわかります。
投票は午後8時に締め切られ、即日開票されます。
日韓関係も左右する韓国の大統領選挙、大勢は今夜にも判明する見通しです。
Q.非常戒厳に対する国民の反発が根強いということですが、実際にどのような声が聞かれていますか?
李在明候補の支持者たちを取材していますと、多くの支持者たちが去年12月の非常戒厳宣言について、「民主主義を壊すものだ」「国民の生存権を脅かすもので、与党は責任を取るべきだ」などと強く訴える人が多いのが印象的でした。
一方、金候補の支持者たちの間では「非常戒厳をしたのは、あくまで野党のせいだ」という声も聞かれていて、非常戒厳に対する評価が今回の選挙の大きな争点となっているのを感じます。
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