トゲに毒、食用に向いていない、海藻を食べつくす…海に悪影響を及ぼす厄介者のウニをエコなアイデアで食用に変えてしまう取り組みをご紹介。

■トゲに毒があり海藻にも影響を及ぼす“厄介者”のウニを食べて減らす

齋藤 慎太郎キャスター:
楽しみながら海を守る仕組みについて見ていきます。

厄介者・有害ウニを食べて減らそう』という試みがあるようです。
その試みを行っているのが、愛媛県の愛南町。厄介者というのは、ガンガゼウニというウニですが、トゲには毒がありまして、かつ苦味があって食用には向いていないということです。
さらに海藻やサンゴなど、なんでも食べる性質を持っていますので、海藻を食べつくしてなくなってしまうと、磯焼けやサンゴが減少してしまう。愛南町で有名なのはダイビングということで、マリンスポーツへの影響も既に出ているということです。

そこで、愛南町の水産課の清水さんは、駆除の中で気づいたことがあったそうです。

愛南町・水産課 清水陽介さん
「厄介者でも海の貴重な資源のひとつ。どうにか食べられないか」