レールの補修工事のため一部区間で運休していた熊本市電(路面電車)が、2日朝の始発から全線で運行を再開しました。

記者「補修工事を終えたレールの上を市電がゆっくり通過していきます。慎重に運転しているようです」

熊本市電は1日午後1時半ごろ、「熊本城・市役所前」電停近くのカーブで、レールの溶接部分が約1.7メートル剥がれているのを見つけ、「水道町」電停と「辛島町」電停の間で運休しました。

レールが剥がれたのは今回が初めてです。

熊本市交通局は夜のうちに補修工事を終え、2日の始発から運行を再開しました。

利用客「運行再開は助かる」
利用客「命に関わるし、皆さんが安心安全を望んでいる」

この場所はカーブになっているため、車輪でレールが削られやすく、9年前にレールを溶接していました。

市交通局は今後、さらに詳しい原因を調べることにしています。