半導体製造装置大手、東京エレクトロンの子会社で宮城県大和町にある東京エレクトロン宮城の新しい生産棟が建設されることになり、2日に起工式が行われました。半導体の需要の高まりを見据え、生産態勢の強化を図ります。

宮城県大和町の東京エレクトロン宮城で行われた起工式には、関係者ら約100人が出席し、工事の安全を祈願しました。

新たな生産棟は、本社工場から1キロほど北に離れた場所に建設が予定されていて、鉄骨5階建てで、延べ床面積は、8万8600㎡です。

総事業費は、約1040億円で半導体市場の拡大を見据え、生産や開発の強化を図ります。

東京エレクトロン宮城 神原弘光社長:
「高い生産能力を持つ高品質、高効率な製造ラインを構築し、お客さまが求める付加価値の高い製品をよりタイムリーに提供していく」

新しい生産棟は、2027年夏頃に完成する予定で、生産能力は、2029年3月までに今よりも1.8倍、将来的には3倍に増える見込です。