平成の米騒動
【当時のナレーション】
「生産者たちには収穫の喜びはなく、あきらめの表情で青い稲を刈っています」
この年のコメの出来は「著しい不良」。
生産量は781万トンで、前年より26%も少なかったのです。
『平成の米騒動』とも言われ、スーパーの店頭では国産米が品薄となり、緊急輸入したコメが並びました。

【当時のナレーション】
「今月から店頭に本格的にお目見えした数々の外国産米。カリフォルニア、中国、そしてタイと勢ぞろいしましたが、消費者は不足気味の国産米から好んで買い求めているようです」
輸入米の中でも、タイ米の人気は今ひとつで、売れ残ったといいます。
国はタイ米を消費してもらおうと、国産米に混ぜて販売する方針を示しましたが、多くのコメ卸やコメ店が反発しました。
そしてまた…