「黒ビル」の愛称で親しまれた仙台市青葉区の「仙台第一生命ビル」の解体工事が、2日から始まりました。建て替えられる新しいビルは、2028年に完成する予定です。

大友惇之介記者:
「仙台第一生命ビルの解体工事が、2日から始まり、作業員が工事の準備を進めています」

仙台市青葉区の仙台第一生命ビルでは、2日に作業員が使用する設備に水を引き込むための工事が行われ、本格的な解体に向けた準備が進められました。

仙台第一生命ビルは、1970年に建てられ、黒ビルの愛称で親しまれました。

しかし、建物の老朽化に加え、仙台市役所本庁舎の建て替えや勾当台公園の再整備など周辺の再開発に伴い、2023年に建て替えが決まりました。

新しいビルは、鉄骨造りの地上13階、地下1階建てで、飲食や物販の店が並ぶ自由通路やテラスを設置して、市民広場との一体的な利用を目指しています。

ビルには、来週にも仮囲いが設置され、解体工事は、2026年6月まで続く予定で、新しいビルは、市役所の新庁舎の利用が始まる2028年に完成するということです。