もし被害にあったら?

ーもしも被害にあった場合は、どうしましょう?

(東洋産業 大野さん)
「『イエダニ』や『トリサシダニ』であれば、まずは患部を拭いて、抗ヒスタミン軟膏が有効です。咬まれた場所はかゆいですが、かきむしらないようにしましょう」

「無意識にかきむしらないようにあて布をし、症状強ければ皮膚科での受診をお勧めします」

「ヤマビルは流れ出続ける血を止めるために、清潔なガーゼで圧迫止血し、消毒。血が止まったら絆創膏を貼って経過観察しましょう」

対策は?

(東洋産業 大野さん)
「被害にあわないためには、まずは何よりも情報収集です。ヤマビルなどが大量発生しやすいところは、インターネットで検索すると自治体や先人たちの情報が出てきますので、心と体の準備がしやすいです」

「長袖長ズボン+首元や顔周りをガードしましょう。できれば明るい色の服で虫を視認しやすくするのもコツです」

「裾を靴下の中に入れ、せめてアンダーウェアもパンツイン!動いても肌を露出させないようにしましょう」

「防虫スプレーはディートorイカリジン入りでしっかりと忌避効果のある防虫スプレーを使うのがおススメです」

「塗り忘れがないように、体中にしっかりかけて塗り込むことが効果を上げるコツです。かけそこなったところは生き物が狙ってくるスポットになります」

「休憩はなるべく石やテーブルの上や開けて明るい場所、草むらや落ち葉の上に座るのはNGです。地面からやってくる虫は意外と多いですし、そのほかの生き物の危険もあります。開けた場所で休憩しましょう」

「この時に服装と虫のとりつきがないかチェック、関節や首筋など、汗をかきやすいところには再度防虫スプレーを使うのもいいですね」