アフリカのナイジェリアで発生した洪水で、死者が150人を超えました。現地では救助活動が続いています。

辺り一面が土砂に覆われ、複数の建物が崩れてしまっています。5月29日未明に大雨による洪水が発生したナイジェリア西部ナイジャ州では、31日も土砂などに埋もれてしまった人たちの捜索が続いていました。

AP通信などは、当局者の話として、この洪水によりこれまでに少なくとも151人が死亡したと伝えました。犠牲者はさらに増える可能性があります。また、少なくとも500世帯が被災し、3000人以上が避難しているということです。

ナイジェリアのティヌブ大統領は声明で、「誰ひとり取り残されることのないよう尽力する」としています。

ナイジェリアでは例年4月頃から始まる雨期に洪水が多く発生し、2022年にも大規模な洪水で600人以上が死亡しています。