最終号機の打ち上げを来月に控えた日本の主力ロケット「H2A」の写真展が、鹿児島市で始まりました。
鹿児島市のマルヤガーデンズで31日から始まったのは、写真展「ありがとうH2A」です。2001年8月の初号機から去年9月の49号機まで、歴代の打ち上げを振り返る写真やパネルなど、およそ60点が展示されています。
H2Aロケットは日本の大型主力ロケットとして、これまでに小惑星探査機「はやぶさ2」や気象衛星「ひまわり」などを宇宙に届けてきました。打ち上げ成功率はおよそ98%と世界最高水準を誇る一方、高い打ち上げコストが課題で、来月打ち上げられる50号機を最後に新型のH3へ移行します。
展示されている写真は、JAXAが打ち上げの瞬間を発射地点や空から収めてきたもので、普段は見ることが出来ない視点からの写真に、訪れた人は足を止めていました。
(来場者)「夜空に打ち上がっていくロケットが本当に美しい。50号機までの歴史が感じられる」
写真展は、鹿児島市のマルヤガーデンズで6月9日まで行われます。