物価高はコメだけではありません。5月はGWなどイベントも多く税金の支払いも重なって「出費がかさむ月」とも言われています。
物価の高止まりが続く中、リサイクル店の客足が伸びていると聞き取材しました。
5月はゴールデンウィークに子どもの日、母の日などイベントが多いことに加え、自動車税や固定資産税の納税も重なります。

物価の高止まりが続く中、家計への影響は大丈夫なのか?まちで聞いてみると…。
(40代)「子どもの幼稚園の引き落としが5月にあり、1万5000円ぐらい引かれた、用具代として。あとこの子(犬)のワクチン代も5月」
(60代)「5月は出費多かったですね」「安い野菜を買うとか、ほんの少しづつだが工夫はしている」
(80代)「病院代も上がるし、すべてが上がっている」「食事代を削る。きょう良いものを食べたら、おじやを食べたり」
物価高を背景にいま需要が伸びているのがリサイクル店です。こちらのリサイクル店には、家具や家電、雑貨など一見、新品に見える中古品が並んでいます。また、いらなくなったものを買い取っていて、GW明けから客足が伸びていると言います。

(リサイクルマート鹿児島宇宿店 川畑勇貴店長)「(5月は)売り買い、どちらも前年より増えている」「ゴールデンウィーク期間中自体は増えないが、その前と後に出費が重なったということで、不用品を売る人が、現金化する人が増えている」

ことし5月の買い取り金額は、すでに去年の倍に近いおよそ700万円に達しました。貴金属や高価なプレミア焼酎、会社を廃業したことで不要になった工具など、単価の高い品物を売りに来る客が増えています。
(商品を売りに来た客)
「ゴールデンウィークで片づけたので、断捨離」
「少しでもお金になればいいなと」
(商品を買いに来た客)
「洋服かけるものがほしいと思っている」「ホームセンターより先にこちらに来ている。もちろん(価格は)抑えられるところは抑えていきたい」

(リサイクルマート鹿児島宇宿店 川畑勇貴店長)「物価高もあり、少しでも節約したいというリユースの意識がだいぶ高まっている」「まだ中古品に抵抗がある人がいるので、当店も清掃に力を入れている。中古品も悪くないと思ってもらえるような努力をしていくので利用してくれたら」
物価高が続く中、リサイクル需要はまだまだ続きそうです。