石川・七尾市~かほく市にわたる邑知潟断層帯は、小規模自身が5~6倍増
特にひずみの増加が顕著だった羽咋沖西断層では、2024年11月26日にマグニチュード6.6の地震が発生し、輪島市と志賀町で震度5弱を観測しました。
さらに七尾市からかほく市にかけて南北に走る邑知潟断層帯では、能登半島地震の前と比べて小規模な地震の数が5倍から6倍に増え、高止まりしているということです。
遠田教授は、ただちに大地震につながる兆候はないものの、長期的にみて地震が発生する確率が高まっているとして注意を呼び掛けています。

東北大学災害科学国際研究所・遠田晋次教授「震源となった断層は150キロある。その周辺、さらに100キロ弱くらいの範囲までその後のしわ寄せがいっている。そういう所で地震活動が能登半島地震前と変わってきている」
一方、2024年1月の地震の前に群発地震が活発だった珠洲市周辺では、一連の地震活動が始まったおよそ4年前と同じくらいの状態に落ち着きつつあるとしています。