青森県鰺ケ沢町がインバウンド客向けに、県内で初めての取り組みを始めました。使うのは「観光パンフレット」に代わる「観光カード」です。

新たに作成された名刺サイズの「観光カード」は、表には鰺ケ沢町の観光名所や名物の「ヒラメ漬け丼」などが印刷されていて、写真は12種類あります。

鰺ケ沢町は、29日から「海の駅わんど」や、JR鰺ケ沢駅の観光案内所など町内5か所に設置しました。

最大の特徴はカード裏面に表示された「二次元コード」を使うと、中国語や韓国語など10の言語に対応した観光サイトにアクセスできることで、町は紙のパンフレットより情報を拡散できるとして、県内で初めて導入しました。

鰺ヶ沢町 企画観光課 長谷川美桜さん
「これまで観光パンフレットの外国語版を作っていたが、観光カードのサイトから情報を読み取ってもらうことで、いつでも新しい情報を知ってもらおうと作成しました。観光カードを集める目的の人も、たくさん鰺ケ沢に来てもらえれば」

「観光カード」は、全国で250以上の自治体が利用していて、4月末現在約695万枚が発行されています。

鰺ヶ沢町では1万2000枚を制作し、インバウンド客向けの観光情報ツールとして活用します。