2027年1月に岡山市で開催される「東大寺サミット」に向け、奈良の東大寺の屋根瓦を生産した、岡山市万富にある窯跡を中学生が見学しました。
「今、東大寺に乗っかっている瓦は全部、こういう『東大寺』という刻印がされています」

岡山市東区万富の瓦窯跡で現地ガイドから説明を受けたのは、瀬戸中学校の生徒です。この地区には、鎌倉時代、東大寺大仏殿の再建のための瓦を焼いた工場がありました。
東大寺の創建や大仏建立に関わった自治体が交流を深める「東大寺サミット」が2027年に岡山市で初開催される予定で、それに先立ち今年7月には生徒たちも参加してプレサミットが行われるということです。

(参加した生徒)
「たくさんの歴史がこの万富にあることを知ってとても誇りに思いました」
「今度の『東大寺サミット』で、きょう学んだことや教えてもらったことを発表して色んな人にこのことを伝えられたらなと」
(万富 東大寺瓦窯跡保存会 高橋隆一副会長)
「こういう若い人のパワーをもらって、ぜひ成功に導いていきたいと思っています」
生徒らは、プレサミットで研究発表を行う予定で、今後は資料作りに取り組むということです。