桜島は、28日も山体の膨張が続いていて、南岳山頂火口や昭和火口から1キロを超えて飛散する大きな噴石や、小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

気象台によりますと、28日の桜島は、南岳山頂火口でごく小規模な噴火が時々、発生しましたが、爆発は今月24日以降、観測されていません。

火山性地震も28日までの3日間で1回と少ない状態ですが、山体の膨張は高止まりしていて、今後も噴火活動が継続するとしています。

28日夜、噴火が発生した場合は、火口から西の鹿児島市街地方向に降灰が予想されています。降灰予想は画像で掲載しています。

南岳山頂火口や昭和火口からおおむね2キロ範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。風下側では、火山灰や小さな噴石の落下に注意してください。

また、県本土では明け方から雨が降る予報で、降灰状況によっては土石流にも注意が必要です。