大阪・関西万博に合わせてアイスランドの大統領が平和公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花しました。

北欧の島国、アイスランドのトーマスドッティル大統領です。大阪・関西万博で29日、アイスランドの文化を紹介する「ナショナルデー」が開催されるのに合わせて初めて平和公園を訪れました。

「世界で最も男女平等が進んだ国」と言われるアイスランド。2024年に就任した大統領は、「平和は重要な課題で、広島にはずっと来たかった」と言います。

原爆資料館では、8歳のときに被爆した小倉桂子さんが広島の街が一瞬にして破壊された様子を証言すると、大統領は真剣な表情で聞き入っていました。

アイスランド ハトラ・トーマスドッティル大統領
「核兵器がどれほどの破壊を引き起こすかが忘れられつつある。世界中の人々が広島に来て、知るべきです」

芳名録には「広島とアイスランドが力を合わせて平和を実現していこう」と記しました。