キャベツ食べ放題の飲食店 「ずっと耐えてきた」

「肉のやま金」では、ランチでキャベツ食べ放題をしています。キャベツの値下がりをどう受け止めているのでしょうか?
バルコム飲食第2事業部 寺脇勝さん
「助かりました。ずっと耐えて頑張ってきたので、ようやく落ち着いて安心しました」
このお店では、去年冬にキャベツの仕入れ値が倍以上に上がりましたが、5月から平年並みの価格に戻りました。ただ、喜んでばかりはいられないといいます。
それは今、注目のあの価格・・
寺脇勝さん
「米は正直苦しい状態。ずっと価格が上がってきており、フードコストはかなり意識しているので、その辺りはくるしいです」
米の仕入れ値が2024年の5月にくらべて2.5倍まで上がったことをうけ、「肉のやま金」は4月末でご飯のおかわり無料サービスを終了しました。オーナーは苦渋の選択だったと言います。
寺脇勝さん
「お客様にとってキャベツおかわり自由・ご飯おかわり自由は、ずっと今までやってきたものだったので、仮に落ち着いてくればまた考えていこうかなと思う」

生活に直結する食の価格。今の時期は野菜がお買い得価格で店頭に並ぶようになりました。しかし例年よりやや高い青果もあります。
まず、じゃがいもとたまねぎです。産地が限定され、悪天候の影響で小ぶりだったことなどから、価格は下がらないままです。次に、5月ごろから出回る梅です。産地の和歌山県で4月にひょうが降ったため、例年の倍の価格になっています。
消費者にとって安くなることはうれしいことですが、生産者にとっては、価格が下がることはいい話ではありません。とはいえ、旬の野菜をしっかりいただきたいです。