「店頭価格5kg2160円は現実的」
一方で、全ての小売り業者でこれだけ早く店頭に並ぶのかというと、そうは簡単にいかないかもしれないと折笠俊輔主席研究員は話します。
まず、どれくらいの価格で販売されるのか? 小泉農相は「原価設定も詳細に行う」としていて、売り渡し価格も公表。60kgの売り渡し価格は2022年産で1万1010円(5kg918円)、2021年産は1万80円だということです。
ここに精米・運送などのコストや利益を乗せて販売価格が設定されますが、折笠氏は5kg2160円の店頭価格は現実的だといいます。
“ブレンド米”などにすれば高くなる可能性があるものの、今回は直接小売業者に売り渡されるため、備蓄米100%で販売される可能性が高いということです。