県議への情報漏えいを認定され、停職3か月の懲戒処分を受けた兵庫県の元総務部長が、処分の執行停止を申し立てる意向を示しました。

斎藤知事を告発した元県民局長の私的情報が漏えいした問題で、兵庫県の第三者委員会は、元総務部長の井ノ本知明氏が去年4月、3人の県議に情報を漏らしたと認定し、「知事および元副知事の指示のもとに行われた可能性が高い」などと指摘しました。

斎藤知事はきのう、漏えいの指示を否定したうえで、「組織の長の責任がある」などとして、給与のカットなど自身への処分を検討すると述べました。

また、県は井ノ本氏を「停職3か月」の懲戒処分とすると発表しましたが、井ノ本氏は代理人を通じ「私の業務行為が情報漏えいと評価され誠に残念」などとコメントを出し、処分の執行停止を申し立てる意向を示しています。