熱戦が続く宮崎県高校総体、6日目はバレーボールで決勝が行われ、女子の決勝は、連覇を目指す都城商業と、初のインターハイ出場を目指す日南学園が、激しい争いを繰り広げました。

(高橋美苑リポーター)
「全員でボールをつないで目指すは優勝。バレーボール女子決勝が今から始まります」

連覇を目指す都城商業か。
今年、春の高校バレー初出場を果たし、勢いに乗る日南学園か。
インターハイ出場をかけた戦いは、決勝にふさわしい激戦となりました。

1セット目、一進一退の攻防が続く中、見せたのは日南学園のエース黒仁田。
エンドラインぎりぎりの強気のサーブでサービスエース。

これでリズムをつかんだ日南学園が、7連続得点を含む猛攻を見せます。

一方、都城商業も相手エースが後衛の間に、4連続で得点を決めるなど意地を見せます。

結局、1セット目は都城商業の猛追をしのいだ日南学園が25対19でものにします。

続く第2セットは、序盤、都城商業がリードしますが、日南学園がミドルやレフトを中心に多彩な攻撃で逆転。セットカウントを2対0とします。

後がない都城商業は第3セット、接戦の場面で高野瀬が躍動し、日南学園をリードします。

しかし、日南学園は、セッター眞田のツーからリズムを作り3連続得点。

そのまま流れをものにした日南学園は、最後、久保田が決め、優勝。初のインターハイ出場を勝ち取りました。

(日南学園 渡辺杏美主将)
「初のインターハイ出場を決められてすごくうれしい。(きょうの試合は)120点」
(日南学園 黒仁田千祥選手)
「インターハイ出場のために練習していたので、やっとまた全国でも戦える機会ができてうれしい。強く打つだけじゃない、考えながらバレーするところを見せつけて、楽しい日学バレーを全国でもできる様に頑張る」

(日南学園 加藤涼監督)
「誰もが経験できる訳ではない、こういう瞬間を選手たちが輝いている姿を見ることができて、とにかくうれしかった。(胴上げも)うれしいもんですね。(インターハイでは)相手に対応しながら、うちの見ていて楽しいコンビバレーができたらいい」

一方、男子は都城工業が日南振徳にセットカウント3対1で勝ち、インターハイ出場を決めました。

※MRTテレビ「Check!」5月27日(火)放送分から