風向は「斜め下」or「水平」どっちが節電?
では、風向は「斜め下」「水平」お得になる風向きは、あるのでしょうか。
ーー答えは「水平」

ダイキンによりますと、「水平」の方が節約になるとのこと。そもそもあたたかい空気は部屋の上に、冷たい空気は下にたまりやすいという特徴があります。そのため、冷房の向きを「斜め下」にすると、冷たい空気をさらに冷やすことになり、上にあるあたたかい空気の温度は高いままに。
室内に“温度ムラ”ができると、エアコンは「設定温度になっていない!」と勘違いし、必要以上に部屋を冷やしてしまい、無駄に電気を使ってしまうといいます。そのため、冷たい空気が循環するよう風向きを「水平」にすることで、節電につながるとのこと。温度ムラを抑える効果に加えて、エアコンの風が直接身体にあたるのを避け、快適に過ごすことができます。

実際に、ダイキンが行った実験では、1か月あたり約930円の節電になったそうです。
■実験方法:「ななめ下」「水平」それぞれで日中11時間(午前8時~午後7時)つけっぱなしで計測
また、エアコンから少し離れたところにいると「暑い…」と感じるかもしれませんが、すぐにエアコンの設定温度を下げるのではなく、扇風機やサーキュレーターを上手に活用しましょう。
エアコンに背を向けて、出てきた冷たい風を遠くに送るように設置すると良いということです。