ウクライナとロシアは25日、303人ずつの捕虜交換を行い、トルコでの直接交渉で合意した1000人ずつの捕虜交換が完了しました。

ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSで、軍や国境警備隊の兵士ら303人が帰還し、「トルコで合意した1000対1000の交換の第3弾が完了した」と発表しました。

一方、ロシア国防省も303人の兵士が帰還したと発表しています。

ウクライナとロシアは、25日まで3日間連続で捕虜の交換を行い、これで16日にトルコでの直接交渉で合意した1000人ずつの捕虜交換が完了しました。

ロシアのフォミン国防次官は捕虜交換が「平和的解決の条件を議論する好ましい雰囲気につながることを期待している」と述べました。

ロシア側は、捕虜交換後に長期的な和平に向けた条件をまとめた文書案を提示するとしていますが、強硬な立場を示すものになりそうです。