「政策選択」から「政権選択」へ

――参議院選挙で今言われてるのは連立組み替えの話ですね。負けたら政権交代した状態になりますけど、本当にギリギリの場合はどうなると思いますか。

白鳥浩 法政大学大学院教授:
最近ちょっと気になるのは、岸田さんが玉木さんは次の総理候補だみたいなこと言ったこと。これはどうとらえられるかですね。国民民主と連立を組むのか、あるいは国民民主党と立憲民主と一緒になって大連立みたいな形を岸田さんは考えているんではないかと思います。この参院選っていうのは普通は政策選択選挙なんですけれども、ところが政権選択選挙に繋がってしまう選挙に今、意味合いが変わってきたんだと思います
数の安定だけでなく引っ張っていくある種カリスマ性のあるようなリーダーの出現というのが今求められている。そういうふうに言ってもいいと思います。