「会費納めてないからね」当事者たちの証言

毛田千代丸キャスター「自民党員で間違いないですか」

男性「これね、どうながやろ。会費納めてないからね」

毛田キャスター「納めていない?」

男性「うん」

毛田キャスター「どういうことですか」

男性「だいぶ昔に(自民党に)入ってくれって言われて」

知人から頼まれ「党員」になったという男性。リストの党歴の欄には2015年から23年までと記載され、9年間、一般党員として登録されていました。

自民党の党費は4000円で、家族党員は2000円。この男性の場合、家族3人分とあわせて党費は年間1万円です。支払額は9年間で9万円にのぼりますが─。

男性「俺納めた記憶ないから。また納めないし」

毛田キャスター「納めていない?」

男性「うん納めてないから。そこまでして俺、自民党員ていう形はちょっとね。これが実態ですね」

男性は、党勢拡大のため、誰かが党費を肩代わりしたのではないかと話します

男性「バーッて誰かが(党員を)集めなさい。集めて来なさいみたいなところで、いろんな形のプレッシャーかけられて、そういう時はあったと思うからね。自民党員数が増えたとか、どうのこうのって。ノルマ達成とかみたいな時もあったかなというふうには思うんやけど」

こうした党員の集め方については─。

男性「いやこれはもう完全にブッブーだ。党員集めて人を集めて、それが政治の世界やいうて、皆さん言うとるけど、そんなもんじゃ誰もついて来んと思う」

一方で「頼まれて党員になった自分にも悪いところはある」と反省の言葉も口にしました。