熊本県芦北町で、現在は使われていない学校や診療所から、蛇口や窓枠が盗まれる被害が相次いでいることが分かりました。

芦北町によりますと、窃盗被害にあったのは、町が管理する2つの施設です。

手洗い用の蛇口(写真手前) 窓枠(写真奥)がなくなっている

その一つ、旧海路(かいじ)小学校では、手洗い用の蛇口やトイレの給水用パイプのほか、1階の全ての窓枠が盗まれ、被害額は170万円に上ります。

2025年3月上旬、見回りをしていた町の職員が蛇口がないことに気づき、5月には新たに、窓枠の窃盗被害が分かったということです。現場にはガラスが散乱していました。

さらに…

小学校から南西に約3キロ離れた診療所でも、水道の蛇口やパイプ、37万円相当が盗まれたということです。

2つの施設は数年前から使われておらず、町が警察に被害届を出し、捜査が始まっています。

被害に遭った廃診療所

警察は「不審な人や車を見たときは、ためらうことなく通報してほしい」と呼び掛けています。

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▼窓枠がすっぽりと…窃盗被害に遭った小学校と診療所の様子