大分県の宇佐神宮で行われた将棋の名人戦は千日手で差し直しとなるなど熱戦が繰り広げられました。熱かったのは対局だけではありません。勝負めしに選ばれたスイーツにも熱い視線が注がれています。
2日間にわたり宇佐神宮で行われた将棋の名人戦第4局。千日手で仕切り直しとなった対局は永瀬拓矢九段が最終版で逆転し、藤井聡太七冠を破りました。
今回も対局以外に盛り上がりをみせたのが勝負めし。いつもスイーツを頼むことで知られる永瀬九段が今回選んだのが、「いちごモンスター」です。

(いちごの丘・三角未来さん)「いやぁ、すごくうれしかったです。そんなに頼んで頂けると正直思っていなかったので、驚きました」
大分のブランド「ベリーツ」をたっぷり使いアイスと生クリーム、イチゴジャムを合わせたいちごモンスター。2日間で4回食べたことからネット上では「もはや永瀬九段がいちごモンスター」「大分からイチゴが消えた」とネット上で話題になりました。
いちごの丘の農園では、3つのビニールハウスで年間9トンのイチゴを栽培しています。本来、シーズンは5月までですが今回、特別に延ばすよう努力したそうです。
(いちごの丘・三角博彦さん)「生いちごがもう取れないというのも季節的にわかっていたので、なんとか名人戦までいちごをもたせようと。ギリギリでした」
名人戦の効果もあってか、例年よりも多くの人がいちごモンスターを求めてやってきます。

(来園者)「名人戦を見て、4回も食べていたので、ぜひ食べてみたいなと思ってきました。おいしいです。4回頼んだ気持ちがすごくわかります」「いちごがとっても甘いです」
いちごモンスターは、今週末ごろには完売する見通しです。ただ、同じく対局中に永瀬九段が2回オーダーしたいちごシェイクは、一年を通して販売しているので勝負めしを楽しむことができます。