JR東日本のグループ会社は、グリーン車に乗車する社員らが在来線のグリーン料金の支払いを意図的に隠し、私的な不正乗車を繰り返していたことを明らかにしました。

JR東日本のグループ会社「JR東日本サービスクリエーション」によりますと、グリーン車に乗車して車内販売などを行ういわゆる「グリーンアテンダント」の複数の社員が中央線快速などのグリーン車で、グリーン料金を支払わずに不正に乗車をしていたことがわかりました。

グリーンアテンダントは、勤務時間外にグリーン料金を支払わずに乗っている社員に対し、端末を操作して料金を徴収したことにしていたということです。

おととし5月から今年4月までの間に、不正乗車に関与した社員は11人で、あわせて28回行われ、総額はおよそ3万円にのぼるということです。

JR東日本サービスクリエーションは「このような行為はお客様の信頼を著しく損なう行為であり、深くお詫び申し上げます」としたうえで、今後、コンプライアンス研修を行うなどして、再発防止に努めるとしています。