21日、全国新酒鑑評会で3年ぶりに金賞受賞数、日本一を奪還した福島県。兵庫県に並ぶ16の銘柄が金賞に輝き、日本酒王国・福島を改めて印象付けました。
関根佑記者「福島市の県観光物産館では、特設コーナーが設けられ、すでに金賞受賞酒の一部がずらりと並んでいます」

日本一の歓喜から一夜。県観光物産館には、金賞に輝いた福島の酒を求めて多くの人が訪れていました。
市内から来た人「松崎酒造の廣戸川を買った。昨年も金賞をとったが買えなかったので、今年こそはと思って。すごい今晩が楽しみです」
南相馬市から来た人「3本(買った)。本当はもう1本ほしかった。(野馬追で)来客があるので、その時にみなさんに味わってもらおうと、福島の酒を。みなさんに味わってもらってうまいといわれるのが楽しみ」
入口付近に設けられた特設コーナーには、金賞16銘柄のうち7銘柄が並んでいます。他の銘柄も今後、追加されるということです。さらに、物産館では、金賞受賞酒の飲み比べイベントも開催中(2銘柄700円、3銘柄1000円)。午前中から、飲み比べを楽しむ人も…。

茨城から来た人「普通の飲食店だと金賞を取った種類を一通りそろえているところはあまりないと思うので、すぐに飲み比べられるのはありがたい」
この飲み比べは、前半が6月6日まで、後半は6月27日から2週間開催され、後半は金賞に輝いた酒がすべてそろう予定です。
県観光物産館・櫻田武館長「飲み比べも順次数が増えて、16種類全部飲めるようになるので、ぜひ物産館にお越しください。そして福島のお酒のおいしさを楽しんでいただければ」
見事、復権を果たした福島の酒。日本一の喜びに酔いしれる時間は、しばらく続きそうです。